外国人労働者法律相談マイグラント研究会

法律解説

技能実習

労働者は労働法で守られる

誰かに雇われて働く人は、みんな法律に守られています。

このホームページには、かんたんな説明が書いてあります。自分の働き方が「おかしいな」と思ったら、よんでください。

違法な会社

違法な会社は、日本にもたくさんいます。会社を指導すべき立場にある「監理団体」が、十分な指導をしなかったり、会社と一緒になって違法な行為をおこなったりすることもあります。違法な会社の下ではたらいているとき、すぐ弁護士に相談しましょう。

【よくある例】
  • 強制的に貯金させる。
  • 不当に高い寮費や食費を給料からひく。
  • 罰金をはらわせる。
  • 最低賃金よりも安い給料で働かせる。
  • 残業代をくれない。
  • 理由なく技能実習を打ち切る。
  • パスポートをとりあげる。
  • 携帯電話やパソコンを使わせない。
  • 自由に外出できない。
  • 暴力をふるってくる。

相談しよう

どんな人にも権利があります。がまんしなくてだいじょうぶです。外国人技能実習機構(OTIT)や労働基準監督署といった公的な相談窓口があります。近畿・東海地方の方は、私たちマイグラント研究会も力になれるかもしれません。

また、証拠を残す工夫をしましょう。職場であったできごとを日記に残したり、勤務時間のメモをつけたり、職場に掲示された書面を写真に撮ったり、いろいろな方法で証拠を残しておくことが自分の身を守る武器になります。